浦安市   11月は「指名手配捜査月間」

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11月は「指名手配捜査月間」 千葉県警、情報提供訴え 「おかしいと思ったら110番を」

 

全国の警察は、11月の1カ月間を「指名手配被疑者捜査強化月間」と定め、全国で指名手配されている容疑者約660人(9月末時点)の逮捕に力を入れる。千葉県警では31人を手配しており「おかしいなと思ったらすぐに110番を」と、県民に情報提供を呼び掛ける。

県警本部に早川治本部長をトップにする同月間推進本部を設置し、十数人による専従班が重点捜査する。各署にも同推進室を置く。警察庁が重要指名手配に指定した容疑者12人の顔写真入りポスター4500枚を公共施設に掲示、JR海浜幕張駅前の大型画面に表示するなどして周知する。

同容疑者12人のうち4人は、情報提供者に上限額300万円の報奨金が支払われる。中でも東京・六本木の飲食店での男性殺害に関与が疑われる見立真一容疑者は、懸賞金と合わせ上限額600万円となっている。

県警が手配した31人の各容疑は、殺人2人、強盗と窃盗7人、詐欺3人など。このうち3人を公開指名手配している。昨年の同月間中、県警は全国の指名手配者12人を逮捕した。

市川市で2007年、英会話学校講師の英国人女性を殺害し逃走、指名手配された市橋達也受刑者は、通報をきっかけに逮捕された。県警は「(指名手配者は)逃走中にも犯罪を起こす可能性があり、早期の検挙が重要。県警の総力を挙げて捜査を推進し、何とかして捕まえたい。少しでも情報をいただきたい」としている。

県警が公開指名手配しているのは次の3人。陳万哲容疑者(57)=中国籍。中国人らによる偽造特殊景品利用の広域詐欺事件▽モハマディ・ジョザニー・アリーアクバル容疑者(47)=イラン国籍。1998年7月発生の浦安市富士見4におけるけん銃使用外国人殺人事件▽林国燕容疑者(58)=中国籍。98年6月発生の松戸市松飛台における中国人密航者傷害致死事件。