秋も続く高温傾向 紅葉シーズンに影響も 気象庁3か月予報
気象庁は24日、9月~11月までの3か月予報を発表した。それによると、気温は全国的に平年並みか高く、特に東日本から沖縄にかけては高温傾向となる見込みだ。気温が下がることで色づきが進む紅葉も、今年はいつもより遅くなる可能性がある。また、降水量は東日本や北日本の太平洋側で平年より多く、一方、沖縄や奄美は少ない予想となっている。
3か月予報(降水量) 出典=気象庁ホームページ
向こう3か月は、北日本から西日本にかけては平年よりも暖かい空気に覆われやすく、また、期間の後半はエルニーニョ現象の影響をうけることが予想される。このことから、気温は全国的に平年並みか高くなりそうだ。
また、北日本には雨雲の素となる湿った空気が流れ込みやすく、太平洋側を中心に降水量は多い見通し。一方、沖縄や奄美は湿った空気の影響をうけにくいことから、降水量は少なくなりそうだ。
9月の天候予想
天気は数日の周期で変わる所が多いが、北日本は前線や湿った空気の影響で平年と比べて曇りや雨の日が多い見込み。
一方、西日本の太平洋側や沖縄、奄美では、晴れの日が多くなりそうだ。
10月の天候予想
北日本の日本海側と東日本は、天気が数日の周期で変わる見通し。
北日本の太平洋側と西日本、沖縄、奄美では、平年と同様に晴れの日が多い見込みだ。
11月の天候予想
北日本の日本海側と北陸は、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多く、西日本の日本海側も平年より曇りや雨の日が多くなりそうだ。
東日本と西日本の太平洋側でも湿った空気の影響で晴れの日が少ないものの、北日本の太平洋側は平年と同様に晴れの日が多い見通し。