船橋市  台風25号「上陸の可能性」

船橋市      台風25号「上陸の可能性」 今夜にも沖縄に最接近

台風25号は、まもなく沖縄に最接近。
2週連続、列島上陸の可能性は。

売り場の陳列棚が空っぽとなってしまった、沖縄・宮古島のスーパー。
肉や野菜、納豆などが軒並み品切れ状態。

買い物客は「(どんな状況?)見ての通りじゃない…」と話した。

4日夜にも、台風25号が最接近する宮古島。
相次ぐ台風の襲来で品不足が続くスーパーでは、25号の接近を前に、午後2時で店じまいとなった。

大型で強い台風25号は、スピードを上げながら北上。
しかし、列島各地では、今も猛威を振るった台風24号の爪痕に苦しめられていた。

停電生活を送る住民は「大変だね…電気のありがたみがわかるね」と話した。

停電から5日目。
大規模停電が発生した静岡県の浜松市では、暗い室内で生活を送る住民に疲れの色が。

停電生活を送る住民は「全部不便じゃん…テレビは見られないし…親戚に電話したくたって、通じやしない」と話した。

中部電力管内では、依然およそ7,000戸が停電し、全面復旧には至っていない。

そして、千葉県の沿岸部では、小雨が降り始めて洗車日和ではないが、街のガソリンスタンドに洗車待ちの大行列ができていた。

洗車しているドライバーは「窓全部が真っ白になっちゃって」と話した。

窓ガラスはざらざらしていて、ほこりだけではなく、白い粉がついていた。

台風で巻き上げられた海水の塩分が、内陸部に吹き付けられることで起きる“塩害”。

これまでも、千葉県内では電線から火花が出るなどの現象が相次いだが、3日夜は、船橋市の京成線船橋競馬場駅で、塩害による停電が発生。
一部区間で運転見合わせとなった。

なぜ、台風通過から3日もたってから停電が起きたのか。

山口大学・山本晴彦教授は「海水が乾燥・蒸発してしまう。乾燥した塩分によって電気が通って、発火したと言える」と話した。

さらに、塩害による被害は、海からおよそ12km離れた場所にも及んでいた。

船橋市内のナシ園。
ナシの収穫はほとんど終わっているが、まだいくつか、ナシの実がついている。
しかし、葉っぱを見てみると、ふちが黒ずんでいるものが多い。

千葉県は、全国有数のナシの名産地。
70年の歴史を誇るこのナシ園で、塩害による被害が出たのは初めてのことだという。

石神梨園・石神浩和さんは「(来週また台風が来ている?)来てますよね。不安ですよ。台風が来ると、こういうのを作っていると、夜寝られない」と話した。

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