千葉市  世界初の8Kテレビ「アクオス」

千葉市

<シャープ>世界初の8Kテレビ「アクオス」 11月に発売

 

シャープは15日、映像がきめ細かい8K放送チューナーを世界で初めて内蔵した液晶テレビ「アクオス 8K」を発売すると発表した。画面は60型、70型、80型があり、想定価格は約75万~約200万円(税抜き)。発売日は11月17日で、8K実用放送が始まる12月1日に間に合わせる。韓国のLG電子とサムスン電子も8Kテレビへの参入を決め、高価格帯ながらも市場が盛り上がりつつある。

8Kはハイビジョン放送の16倍の画素数があり、シャープは関係する製品やサービスを事業の柱の一つと位置付ける。千葉市で16日開幕する展示会「CEATEC(シーテック)ジャパン2018」の会場では、8K映像のインターネット配信や8K画面を遠隔医療に活用する技術を紹介する。記者会見した石田佳久副社長は「我々はテレビだけでなく、システムで稼ごうとしている」と述べた。

同社はチューナーが無いタイプの8Kテレビを昨年秋以降に日本や中国などで発売したが、70型で100万円前後と高く、販売台数は全世界で1000台に届いていない。今回はチューナー内蔵で価格も下げ、普及を後押しする。日本以外では欧州や中国などでも発売する。

8Kチューナーを巡っては、放送局側の規格調整が難航して発売が遅れていた。チューナーが無いタイプの8Kテレビ用のチューナーも今回同時に発売する。