千葉市
千葉市の今年度の学童「待機」急増631人 施設整備追いつかず
放課後の児童を見守る学童保育をめぐり、千葉市が行っている「子どもルーム」の利用ができない待機児童数が平成30年度は631人(4月1日現在)となり、昨年度の269人から2倍以上に急増したことが分かった。子どもルームの利用希望者は年々増加傾向で、市も施設数を増やすなど整備を進めてきたが、対策が追いついていない実情が浮かび上がった。
同市では、未就学児を預かる保育所の待機児童は26、27年度と「ゼロ」を達成。直近(29年4月1日)でも48人で、この1年間に対策を講じて受け入れ枠を増やしたため、集計中の今年度の待機児童数は減少が期待されている。
市のまとめによると、子どもルームの待機児童数は表の通り。子どもルームをめぐっては、児童福祉法の規定に基づいて27年度以降、それまで低学年(1~3年生)だけだった受け入れを毎年拡大し、29年度にはすべての小学生が利用できるようになった。
待機児童数は5年生までが対象だった28年度の384人がピークで、29年度は6年生まで対象を拡大したものの269人に減少。今年度は一転、631人と大きく増加した。このうち低学年は108人にとどまり、高学年の希望者が多く利用できなかった。
市健全育成課は、利用希望者が増えた理由について「はっきりは分からないが、女性の社会進出があるのではないか」と分析。また、昨年3月に松戸市で起きた女児誘拐・殺害事件の発生など、治安情勢への不安の高まりも背景にあるものとみられる。
高学年となっても放課後に子供だけで留守番をさせるのは不安で、安心な居場所を求める親のニーズが高いことが浮き彫りとなり、市は今後、受け皿作りを充実させる新たな対策に迫られそうだ。
同課は「未就学児の保育所の整備に比べてクローズアップされてこなかった。後手に回っている面は否めないので、引き続き対策をとって整備したい」と話している。
本日、千葉市緑区あゆみ野自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
千葉市ひび野ホテルニューオータニ幕張に行かれました。