市川市 ヒューマンフェスタいちかわ2017
平成29年11月26日(日),市川市文化会館において,ヒューマンフェスタいちかわ2017(主催 市川市・市川人権啓発活動地域ネットワーク協議会)が開催されました。
当日は,
○市内中学生による人権作文コンテスト優秀作品の朗読
○ハンドベルサークル「すずらん」によるハンドベル演奏
○一龍斎春水さんによる講談
が行われました。
開催内容
人権作文コンテスト優秀作品の朗読
人権作文コンテスト優秀作品の朗読では,「いじめから教わったこと」、「命の航路の波止場となりて」、の2作品を中学生本人が朗読しました。学校生活の中で、友達をいじめたり、反対に自らがいじめられたりといった体験をした作者が、自ら感じたことを通して成長する過程を丁寧に表現した作品、誕生することのない年間18万件にものぼる命の記事から,様々な母子の生きる航路の困難に思いを馳せ,命の尊さについて考えた作品など,深刻なテーマに真摯に取り組んだ作品が朗読され、来場者の方々もそれぞれの思いを深くする機会となりました。
「すずらん」ハンドベル演奏
ハンドベルサークル「すずらん」は,八千代中学校特別支援学級,八千代特別支援学校,千葉県立特別支援学校市川大野高等学園の生徒と卒業し仕事をしながら活動を続けているメンバー25人で構成されており、今年で活動を続けて18年になります。普段は老人ホームや地域の音楽会,文化祭などで演奏し,ハンドベルを通じて様々な方たちと交流を図っています。今回のヒューマンフェスタでは、「愛を叫べ」、「星に願いを」、「365日の紙ヒコーキ」、「ふるさと」を演奏していただきました。メンバーがひたむきに演奏する姿とハンドベルの美しい音色は、来場者全員にとって心が温まる忘れられない思い出となりました。
一龍齋春水 講談「中村久子伝」
一龍斎春水さんは、声優 麻上洋子 として、数々のアニメや映画で活躍。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」では、主人公の恋人「森雪」役で人気を集めました。その後、講談師 一龍斎貞水 門下に入門し、現在は、声優としての表現力と講談話芸の深みを融合させた新作講談に力を入れています。
詩人「金子みすず」の生涯を綴った作品や、野坂昭如原作の「火垂るの墓」など、多岐にわたる作品の中から、今回は、幼いときに両手両足切断という重い障害がありながらも、72歳で亡くなるまで自立して生きた中村久子さんの生涯を講談で語っていただきました。春美さんの巧みな和芸に魅せられて、会場が一体となって中村久子さんの懸命に生きる姿に引き込まれ、力強い生涯に心を打たれました。
本日、市川市下貝塚自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて
市川市国府台 国立国際医療研究センター国府台病院に
通院治療をされ戻りました。