浦安市 全面改良も、踏襲した“ジープらしさ”
FCAジャパン、SUV刷新
全面改良しても一目でジープと分かります―。欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の日本法人、FCAジャパン(東京都港区)は11年ぶりに全面改良した「ジープ」ブランドの新型スポーツ多目的車(SUV)「ジープ・ラングラー」を11月23日に発売する。2018年の販売台数は既存車を含め、1万2000台を目指す。
価格は、2ドアタイプ「スポーツ」が消費税込みで459万円、4ドアタイプ「アンリミテッドスポーツ」が同494万円、発売記念仕様車「アンリミテッドサハラローンチエディション」が同530万円。伝統を踏襲し、車の外観は大きく変えていない。重量は最大90キログラム程度軽量化し、燃費は従来モデル比で最大53%高めた。最新鋭のカメラセンサーなども搭載するなど性能面は大幅に改良した。
ジープの世界販売台数のうち日本は4割。千葉県浦安市で開いた発表会で、FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は「ブランドのファンが多いため、“ジープ”らしさを残すことを意識した」と述べた。