空港にドローン侵入し滑走路閉鎖中、旅客12万人に影響

空港にドローン侵入し滑走路閉鎖中、旅客12万人に影響
ロンドン近郊にある空港で敷地内にドローンが繰り返し侵入したことで滑走路が閉鎖し、現在も再開の見通しが立っていません。

 ロンドン近郊にあるガトウィック空港の敷地内で現地19日夜、ドローンが飛んでいるのが目撃され、滑走路は午後9時から閉鎖されました。20日朝には別のドローンが目撃され、滑走路は丸一日近くが経つ現在も閉鎖されていて、再開の見通しは立っていません。空港のそばでドローンを飛ばすことは禁じられていて、警察は「意図的なものだ」と断定、ドローンを操縦している人物を探していますが未だに特定に至っていません。ただ、警察はテロとの関連はないとみています。

 一方で、ウィリアムソン防衛相は、警察の要請を受け軍を派遣すると述べました。具体的な任務については明言を避けましたが、ドローンの操縦者特定のため何らかの支援をするものとみられます。

 クリスマス休暇に差し掛かる時期で空港は混雑していて、フライトがキャンセルや変更されるなど、旅客12万人が影響を受けています。

 イギリスでは、航空機とドローンが接近する事案が2014年には6件だったものが、今年はすでに117件と急増しています。(21日05:30)