船橋市 グリフィスの講義録、化学遺産に認定

船橋市   <日本化学会>グリフィスの講義録、化学遺産に認定

◇福島藩士が触れた最先端の分子説「化学筆記」

福井市立郷土歴史博物館は8日、所蔵する福井藩士が記録した米国人教師グリフィス(1843~1928)の講義録「化学筆記」が、日本化学会から化学遺産に認定されると発表した。当時の世界最先端の化学が日本で教えられていたことを示しており、日本への近代化学導入の過程が分かる貴重な資料として評価された。化学遺産の認定は県内初。認定式は21日に千葉県船橋市である。【立野将弘】

金沢市立玉川図書館近世史料館が所蔵するオランダ人医学者の講義録「舎密(せいみ)学」と共に「グリフィス『化学筆記』およびスロイス『舎密学』」として認定される。いずれも、気体が複数の原子からなる分子で構成されるとする「分子説」に基づく講義が記されている。

化学筆記には、「部分(物体)に三種あり曰(いわ)く凝塊(ぎょうかい)曰く粒子(分子)曰く原子」との記載があった。同書は、福井藩の藩校・明新館であったグリフィスの講義を受講した門野隼雄(かどのはやお)と本多鼎介(ていすけ)が1871年12月に執筆。分子説はイタリアの物理学者アボガドロが1811年に提唱し、1860年の国際化学者会議で再評価された。それから11年後には日本で紹介されていたことになる。

化学筆記は、24日から同博物館で開催される企画展「あなたの知らない中根雪江」の特設コーナーで展示される。化学遺産は今回で9回目の認定で、新たに3件加わり計46件となる。

 

本日、船橋市西船自宅より依頼を受け、お伺い、車椅子にて

船橋市夏見台船橋市立リハビリテーション病院に

通院治療をされ戻りました。