千葉市
旧京葉銀行文化プラザ売却先は不動産仲介会社 千葉市、優先交渉権者を選定
千葉市が売却価格を下げて購入者を再募集していた文化交流施設の旧「京葉銀行文化プラザ」(同市中央区)について、同市は30日、売却の優先交渉権者に不動産仲介会社「大和ホームズオンライン」(東京都千代田区)が決まったと発表した。8月下旬の仮契約締結に向けて協議を行い、市議会の議決を経て10月中に同施設を引き渡す予定。
音楽ホールを擁する同施設を巡っては、公募型プロポーザル方針で昨年行った1回目の購入者募集に応募がなく、市は今年1月から再募集を実施。4月27日までに同社など計2社から購入を希望する事業提案書が出された。
市は今月17日、職員7人で構成する選定委員会を開き、2社からヒアリングを実施。音楽ホールなどの事業計画や価格提案などを点数化した結果、優先交渉権者に大和ホームズオンラインを選んだ。
同社が提示した活用コンセプトは、同施設を最先端のIoTを活用したスマートビルに改修し、同市の情報発信基地としての役割を担うなどとしている。売却価格は8億5千万円で、同市が設定した値引き後の最低売却価格は7億2500万円だった。