千葉市 道の駅でプロレス 迫力の試合に大歓声 

千葉市    道の駅でプロレス 迫力の試合に大歓声

 

プロレスのイベントが24日、東金市の道の駅「みのりの郷東金」で開かれた。派手な衣装に身を包んだ約10人のレスラーがリングに上がると、相手を軽々と持ち上げ地面にたたきつけるなど自慢の大技を次々と披露。周りには多くの観客が集まり、間近で見る大迫力の展開に絶叫していた。

千葉市中央区を拠点にするプロレス団体「KAIENTAI DOJO」が「千葉発見伝in東金」と銘打って中庭の特設ステージで開催した。プロレスでまちを元気にしようと東金市内の飲食店「会席亭かくじゅう」が費用を負担。観客は無料で試合を観戦しながら、リングの周りに出店したクレープのキッチンカーや黒大豆を使ったみそ汁の屋台などのグルメも楽しんだ。

試合は3試合。投げ技や跳び蹴りで相手が倒れるとリングに大きな音が鳴り響き大熱狂。最後の試合では恐竜やトマトなどをモチーフにした奇抜な衣装のレスラーが複数登場して乱闘、会場を盛り上げた。

本別町のコーナーでは新鮮な豆の量り売りが好評だった=24日、東金市の道の駅「みのりの郷東金」
◆十勝の名産ずらり 北海道物産展にぎわう
また北海道十勝地方の道の駅3店が出店する物産展が24日、同所で開かれた。新鮮な小豆などの豆類や鹿肉の加工品など北の大地からのグルメ約60品目がずらり。買い物客は興味深そうに手を伸ばしていた。

北海道陸別町を開拓した蘭学医、関寛斎(1830~1912年)が今の東金市出身だった縁で交流を深めてきた同町の「オーロラタウン93りくべつ」と、同町に隣接する本別町・足寄町の「ステラ★ほんべつ」「あしょろ銀河ホール21」の三つの道の駅が初めて合同でブースを出した。

陸別町は山間部で捕れるエゾシカの肉のカレーなどを出品。鉄分が多く低脂肪で健康に良いという鹿肉の魅力を訴えた。本別町のブースでは「大正金時」「エリモ小豆」など豆の量り売りが好評だった。接客していた同町役場地方創生推進室の小川芳幸室長は「東金の人に私たちの町を知ってもらい、ニーズを発掘して次のビジネスチャンスにつなげられたら」と話した。